『二月の勝者』高瀬志帆 を読んだ。1~5巻
ドラマを見ている父から、面白いからとの連絡。
そして、すぐに漫画13冊が送られてきた。
『二月の勝者』高瀬志帆 を読んだ。
子どもの立場、1巻から思わずウルウルしちゃったよ。
おもしろいセルフを抜き書き
1巻
いくら母親が教育の主導権を握っていてても、
実際の「ATM」である父親の心を揺さぶらないと、
お金の引き出しはできませんから。
今は母親自身が「ATM」になってるところも多いのかな^^
どちらかのジジババが「ATM」の可能性も^^
2巻
高校入試は同学年のほぼ全員の成績から偏差値を出すけど、
中学入試は上位二割の生徒を母体として割り出すから、
「偏差値50」って実は同学年全体の平均よりずっと上の位置なんだよ。
勉強ができることが当たり前に褒められる世界。
「できる」ことを本音で話しても全然平気な場所。
居心地サイコー。
塾が大好き。
塾講師は「教育者」ではなく、「サービス業」ですよ。
3巻
(中学校)一度目の訪問はお子さん抜きでなさってください。
お子さんに見せるのは、
親御さんが気に入った学校のみで。
だって学費を払うのは親御さんですからね!
ランドセル選びで、実感しました。
最初から子どもと見に行ってはだめですね。。
偏差値は「一定の斜度の坂」みたいなものだと思ってる
保護者も多いですが、
偏差値55までは確かに少しずつの高低差で続く坂道です。
しかし・・・
実は55から60の間は言うなれば、
断絶した崖路。
ニュースは必ず観てください。
それだけでなく、ニュースを扱った番組
池上彰の番組などは最高です。
すすんで視聴を。
・・・入学試験のテスト問題は、
実は7~8月に作られることが多い。
4巻
高校受験?
大っ嫌いです。
だって同じ学力の子が並んでたら、
より「先生に好かれる生徒」の方が有利なんですよ?
高校受験は未経験なので分からないですが、
こういう側面もあるのですかね?
私の知人でイギリスに留学した人がいるのですが、
あちらでは人と違ってることをこう言うそうです。
「ユニークだね」
これ、あちらでは最上級の誉め言葉です。
5巻
子どもの時間と大人の時間には体感に大きな差があるという事実があります。
有名な話では「ジャネーの法則」
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」
だから子ども自身がのんびりしているのは
人生の短さから鑑みてもある意味仕方がない。
「勉強しなさい」
「○○しなきゃダメでしょ」
「どうして○○しないの」
等の言葉かけは「ご自身の不安」をお子さんにぶつけているだけ。
いつまでも口を出していたら
「やらされている」という気分から抜けられない。
「この受験は親のものではない。
自分自身のものなのだ」と自覚させないと。
12歳のもろいメンタルを支える、
お守りのような「安全校」をぜひ探してあげてください。
この少子化の最中
「生き残っている」こと自体が
既に魅力的ですよね。
ついでにこちらの小説も中学受験を題材にしたもの。
お友達におススメしてもらったので、読んでみます^^